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ワキガ・多汗症

汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、それぞれの分布、汗の性質が異なります。
エクリン腺は全身に分布しており、主に体温調節のために汗を出す汗腺です。
エクリン腺の汗の成分は99%水分で1%は塩分です。サラサラ、透明です。
アポクリン腺は体の限られた部分(耳、わきの下、乳輪、陰部など)に分布しておりタンパク質や脂質を含みます。乳白色で濁っています。腋臭の原因はこのアポクリン汗腺が要因となってきます。エクリン腺が過剰に汗を産生するのは多汗症であります。当院では多汗症にはボトックスを使用し治療を行っていますが当院で使用しているボトックスが保険の適応でないことから自費診療のみとさせていただいております。腋臭症に関しては下記の2通りの手術を提供しております。

ワキガ・多汗症

わきが(腋臭症)手術
現在の標準的な手術である剪除法(切開法)は保険適応になります。わきのしわに沿って4㎝から8㎝程度の皮膚切開を片側2か所ずつ行い、指で皮膚を裏返し、

目で見ながら皮膚の裏に存在するアポクリン腺をハサミで切除する方法です。
数cm皮膚を切開をするので、長い傷跡が残りやすいです。しわに沿って切除するため、人によってはキズが目立たなくなる場合もあります。

男性は脇の毛が生えますが女性は脱毛しますので女性には望ましくない方法です。

この手術は同日に両側を行うことはできない為、片側ずつ行います。

1.ワキの毛が生えている部分の一回り大きい範囲をペンでマーキング。

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2 局所麻酔をし、1~2ヶ所5cmの皮膚切開をします。(切開の数は腋毛の生えている範囲やわきの形で決定)。

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3.皮下を剥離して、はさみでアポクリン汗腺を切除します。

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4. 傷口を細かく縫合し、状況によって小さなドレーンを留置します。

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​5.ガーゼを皮膚に縫い付け、圧迫します。許可が出るまで数日間は腕を肩まで上げる動作はせず、安静を保っていただきます。

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もう一つの手術は、傷の少ないわきが手術(マイクロ)シェーバー法=小切開法​と呼ばれ、自由診療になります。
当院ではわきの下に1~2ヶ所5㎜の小切開でわきが(腋臭症)の手術を行っております。ストライカー社フォーミュラシェーバーシステムという医療機器を使用しており、

その仕組みは先端に穴の開いている吸引管(外筒)の内側に高速で振動する刃(内筒)がついている特殊なカッターを使用しアポクリン腺を吸引しながら削り取っていきます。

これで侵襲も少なく傷も小さく大きな効果を得ることができました。
これにより従来の手術(剪除法=切開法)でできる長い傷痕(4~5㎝)を残すことなく、最小限のキズ跡で大部分の汗腺(アポクリン汗腺)を除去することが可能になりました。
腕を上げても傷跡が小さく目立たないため、他人に手術したことを気づかれることがありません。女性に有用かと思われます。

剪除法と同等の効果があり、小さい切開なので身体に優しいのが特長です。ダウンタイムが剪除法に比べ格段に短いです。両側同日に行うことができます。


治療期間・回数等

基本的に1回しか行わない 

治療費用 

小切開法 両側 220,000円(税込)

切開法 両側 55,000(税込)から100,000円(税込)ほで保険適応となります。
切開法は片側ずつで、両側1度には手術は施行しません

  
※その他の施術は医師とご相談下さい

リスクと副作用

手術によるリスク
痛み 出血 腫れ 拘縮 ツッパリ感 色素沈着
術後早期の合併症
血種 感染 皮膚壊死 創離開 テープによるかぶれ 腕のしびれ
術後後期の合併症術
色素沈着 肥厚性瘢痕 粉瘤 毛穴のつまり セローマ 脱毛 取り切れないで術後臭
が残ることもある
汗に関しては1時的に減るがまた1年経過すると再生してくる
術直後は体温を一定にしようとするためほかの部位での汗の量が1時的に増えます。

Massage Peel
マッサージピール

Permanent makeup
​アートメイク

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