PRP
PRP治療は元々は、美容目的に開発された治療ではありません。当初は歯科領域で使われ始め、その後、整形外科領域や美容領域に使われ始めました。PRP(多血小板療法)は自分自身の血液の中にある血小板を用いて行う再生医療のひとつです。PRP療法を含めた再生医療が、今最も注目されているのは、再生医療には非常に副作用が少ないと考えられているからです。血小板の働きによって怪我などの出血が止まった後そこでどのようなことが起こっているのかは一般的には詳しく知られていません。もちろん、怪我をして血が止まらなかったら体中の全部の血液が流れ出してしまって、死んでしまいます。その蓋をするのが血小板の塊です。これがカサブタなのです。
そして、この新しいカサブタは剥がすと血が出てきますが、
古いカサブタをはがしても血は出てきません。なぜなら、カサブタの下に新しい皮膚(肌)ができているからです。これを専門用語では『創傷治癒』といいます。つまり、カサブタ(=血小板)には新しい皮膚を作る働きがあるのです。もちろん、血小板のこの作用(創傷治癒)は皮膚を修復するだけではなく、骨を修復したり、関節を修復したりする作用もあるので、歯科領域や整形外科領域でも使われているのです。
今では日本でこのPRP療法を行う医療機関は多数ありますがすべて
厚生労働省の認可が必要となっております。
当院は平成27年2月20日に受理され 施設番号はFC4140010
再生医療の計画番号はPC4150307 となっております。
PRP
<目の下のくま(PRP療法)>
1 治療内容・方法等
PRP療法は、皮膚の老化を最小限に抑えたい、肌の組織そのものを再生して、自然な印象で若々しく蘇らせたいという人に向いている治療法です。
当院ではより効果を出すためマゼラン血液分離装置を用いてより高濃度の
PRPを抽出することが可能になりました。
PRP療法は基本的に顔全体の治療が可能ですが、特に、目元であれば、目の周りに細かいしわや目の下がたるんでクマが目立つようになった、という人にお勧めできます。
また、老化による眉間や頬のしわが気になる人、 目頭のあたりから頬の中央に沿って斜め下にのびるゴルゴラインが目立ってきた、という人は、範囲が他と比べて広いこともあり、PRP療法を受けると効果を感じやすいでしょう。
勿論、口周りの皮膚がくすんで弾力がなく、乾燥気味で悩んでいる方、口周りの小じわや縦じわが気になる、という人にもお勧めできます。
お肌の悩みは人それぞれですが、40代以降になると肌のたるみやハリのなさなど、目で見て分かる変化を感じる人も多く、それらの気になる部位にPRP療法を受けることで、皮膚の内側から活力を取り戻し、顔全体を若々しい印象に変えることができるでしょう。
治療費用 165,000円(税込)
治療期間・回数 1年 1回目安(1時間程度)
治療に伴うリスク・合併症等
① 感染症
② 患者様自ら治療の効果を実感しにくい
③ 皮下出血、血種
<髪の毛の育毛治療(PRP育毛療法)>
1 治療内容・方法等
PRP育毛療法とは、ご自身の血液から採り出した血漿を濃縮して作成した高濃度の血小板を含む血漿を頭皮に注入する治療です。ご自身の頭皮部分組織を再生し、発育不全の毛根に対し育毛を促進する最先端の再生美容治療です。 PRPは、他にも歯科・整形外科領域などにも取り入れられ、多くの実績をあげています。
当院では2007年よりPRP治療を開始しており10年以上の経験があります。修復機能に優れたPRPを注入することで、頭皮では毛母細胞の生成と成長が活発になります。アレルギー反応も少なく頭皮にもやさしい若返り法です。
治療費用 55,000(税込)
治療期間・回数 1年 1回目安(1時間程度)
治療に伴うリスク・合併症等
① 感染症
② 患者様自ら治療の効果を実感しにくい
リスクと副作用
「肌再生」療法は1996年に米国で始まりました。その約10年後の2007年、「肌再生」療法に対しFDA(米国の厚労省に相当する機関)が正式治療として認可しました。
しかし、日本では、PRP療法はまだ出たばかりの治療方法であり、色々な医師が研究的実験的に「PRP」による再生医療の治療を行っていました。
その後、学会などでも盛んに議論されてきましたが「PRPによる肌の再生医療には効果がある」ことはほぼ確実になり、
10年の歳月を経て、考えられる副作用の検証が終わり、ほぼその安全性が認識されるようになりました。PRPは安全性や有効性が確立された美容医療のメニューの一つです。
従い、基本的に安心して、それほど副作用のことを考えずにPRP療法を受けても、ほとんど問題はありません。ただし、副作用のことをそれほど考えなくてもよいと考えます
PRPの副作用である「感染症」
これはPRPそのものによる副作用ではなく細菌汚染されたPRPを使用することによる2次的な副作用です。有名な事例ですが、細菌汚染されたPRPでは感染症の副作用に十分注意しなくてはなりません。赤みがなかなかひかない、腫れが長引く、かゆみや熱感がある。
こういった反応はPRPによる感染症の副作用の可能性が考えられます。ほとんどの場合、これら感染症による副作用症状は自然治癒してしまいます。
もう1つの副作用
効果に個人差があるということです
当院では血小板の濃度を最大限、濃いものを取り出すためにMAGELLANシステムを採用しています。
PRPを今まで取り出すのに時間が半分以下になり得られるPRPもより高濃度なものを回収できるようになりました。
効果は最初は膨らんでいますが1度消退し1カ月ほどたって再生していくといった経過をたどります。
最後に注射した後の皮下の紫斑はでてはしまいますが数日以内に必ず改善してくるため少し我慢は必要です
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