レーザートーニング
肝斑などの深在性色素疾患の治療は、QスイッチYAGレーザー方式の医療機器
Quonta systemを使用して行います。さらに、これまでは逆に悪化させる恐れが多いことから無理だと言われていた肝斑の治療(レーザートーニング)も行っています。ほかにしみ、そばかすの改善また開いた毛穴の黒ずみにも有効であると考えられています。
レーザートーニング
従来のQスイッチYAGレーザー方式では均一に照射することが困難であったがQuonta systemはむらなく均一にエネルギーを加えることが可能になりました。低出力で何度も照射することにより周囲のメラノサイトを刺激することなく肝斑の部位にたまったメラニン顆粒を少しづつ破壊することが可能になりました。
1回の治療費用 22,000円(税込)
トーニングコース(3回) 通常66,000円→55,000円(税込)
治療期間・回数 2週間1回目安 3回から6回推奨
利点
①施術の痛みが少ない
②赤くならない
③かさぶたにならない
リスクと副作用
レーザートーニングの副作用は赤み、痒み、湿疹、火傷(水疱)、炎症色素沈着、白斑などがあります。
赤みや痒み・湿疹に関しては照射時の肌状態が深く影響してきます。生理の時や日焼けの後、ニキビが出ている状態で照射すると症状が出ることが多いです。
レーザートーニングでやけどが生じることはほぼありませんが、強い日焼けで肌に炎症が残っている状態で重ねて照射することで起きることもあります。
強い日焼けの後はできるだけ期間を空けていただくのはもちろん、レーザー治療中はできるだけ日焼けしないように注意が必要です。
炎症後色素沈着と白斑です。これに関しても適切な出力で間隔を守っていただければ起きることは通常ありません。
重ねて照射すると炎症がおさまりきらずに色素沈着で茶色くなったり、色抜けして白斑になったりします。
早く効果を出したいからと言って出力を上げたり頻度を上げないように、当院では2から3週あけて2回から3回を目安に改善具合を見ながら進めています